STORY

STORYすっぽんにかける想い

なぜ「すっぽん」を取り扱うのか

当社は元々グループ会社にてマグロの原料など水産物の輸出入を行っており、絶えず希少性の高い商材に特化した販売体制をとってまいりました。その中で取引先様から国内におけるすっぽん市場の現状をお聞きする機会があり、生産面・流通面・価格面など様々な問題を抱えている事が一般的に市場流通されていない大きな理由である事を知ります。
それが当社がすっぽんを取り扱おうと判断する最初のきっかけとなります。

輸入先であったベトナムに注目

まず、我々はマグロ原料の輸入先であったベトナムに注目しました。ベトナム南部は年間を通じ、30°Cと温暖な気候という事もあり、水温25°C以下で餌を食べなくなり、17°C以下になると冬眠するという性質のすっぽん養殖には最高の条件でした。そんな中「そもそもベトナムにもすっぽんはいるのか?」という疑問を抱き、調査した結果、数ヶ所の養殖場がある事を知りました。早速現地の養殖場を全て周り、品種・飼育環境・餌など日本基準に合うものなのか、日本産との比較という点を突き詰めるには日本産すっぽんの性質を知る必要があると感じ、その後、日本での調査を開始します。

ベトナム
ベトナム各地の養殖場

現在の養殖場との出会い

日本の養殖場とベトナム各地の養殖場を往復し、視察を繰り返す中で、日本と同品種である高品質の「シナスッポン」を扱っているベトナムの養殖場と出会いました。そこが現在、当社が運営を手掛けている養殖場となります。

現在も現地の統括を依頼している現地オーナーは、当時ベトナム国内での販売をメインに行っており、海外への輸出は検討しておりませんでした。初めて訪問した時には「日本人がこんな田舎へ何をしに来たのか」と不思議に思っていたそうです。当初の関係性で言えば、正直なところ、ビジネスパートナーになるのは難しいと感じていました。

生産インフラの基盤が完成

しかし、我々はこの養殖場のすっぽん品質に惚れこみ、日本でも自信を持って販売できるという信念のもと、是が非でも取引を成功させるべく、主都ホーチミンから6時間以上の場所にある当養殖場へ何度も足を運び、まさに家族ぐるみで寝食をともにし、信頼関係を築く事に努めました。
その結果、我々のプロジェクトに対する熱意を買っていただき、オーナーの気持ちにも変化が現れ、「共に日本国にてベトナム産すっぽんを広めよう」 と協力の意を固めてくれました。

これにより、ようやく生産インフラの基盤ができました。

生産インフラの基盤
ベトナムの養殖風景

不可能と言われていた
すっぽんの大量生産に成功

ベトナムの養殖風景を肌で感じた我々は、日本で通用するだけの品質を確保しつつ、大量生産・安定供給を実現せねばならないという思いから、すっぽんの知識、日本の養殖技術、ノウハウを学ぶ為、日本国内にある某老舗養殖場にてすっぽんに関する知識やノウハウを習得する為の期間を設けました。ある程度のノウハウを理解し、その後ベトナムへと戻り、日本で学んだ養殖技術を現地オーナーへ伝えていきます。飼育環境を整え、すっぽんの品種を揃える事で日本基準の品質までもってくることが出来ました。現地オーナーを中心に各地周辺の養殖場へも同様の飼育方法を伝える為に組合を作り、それぞれの養殖場が同品質のすっぽんを用意する事が出来る体制を整え、現在では月間20tの日本基準のすっぽんを出荷する事が可能となり、不可能と言われていたすっぽんの大量生産・安定供給に成功しております。

「ベトナムではすっぽんが
輸出禁止品目」という新たな問題

そんな中、いざ輸出を行うとなった際に様々な問題にぶつかりました。まず、ベトナムではすっぽんが輸出禁止品目に該当しており、ベトナムから国外へ出すことが禁止されておりました。第一の課題として、養殖物という証明の養殖場国家ライセンス(輸出許可認定証)を取得する事が前提となりました。ライセンス取得には養殖場の規模、衛生管理、飼育方法など、様々な条件があり、年単位の時間を要するものでした。

ベトナムの養殖場
ベトナム交友

政府から輸出許可認定証を発行されるまでの努力

課題解決に対し、現地オーナーが主体となって養殖場全体の改善から、政府とのやり取り、申請等含む実務を行って頂き、その間我々は日本での輸入受け入れ体制を進めてきました。ライセンスを取得する為、養殖場の規模を拡大し生産性を上げるなど、養殖場オーナーも多角的な努力をしてくれた結果、取得に向けた活動を始めてから3年、輸出許可認定証が発行され、無事輸出準備が整いました。

素晴らしいすっぽんを

2017年、初回のベトナムすっぽん輸入を機にベトナム⇔日本でのすっぽんビジネスをスタートする為、新たに「プレストフーズ株式会社」を設立しました。

高品質なすっぽんを大量に生産するインフラを有するのは、国内ではプレストフーズだけです。これからはすっぽんの販売はもちろんのこと、すっぽんの素晴らしさを多くのみなさまに知ってもらう活動に力を入れていきます。

すっぽんの新たなる
食文化の構築を目指して

株式会社プレストフーズ